京都の蹴上インクラインの台車、また動かせないかなと思っていたら「琵琶湖疏水 特選クルーズ」なんてものを見つけた

京都-蹴上インクライン

先日、京都の写真を撮りに行ってきました。その際、蹴上インクラインあたりも行ってきました。さすがにもみじもほとんど散ってしまった時期でしたので、人はまばら。

写真を撮っているときに、ふと思ったのがこのインクラインの台車をまた動かせるようにしたら面白いのにってこと。
京都-蹴上インクライン

蹴上インクラインは、蹴上船溜(ダム)から南禅寺船溜まで約582m、落差が約36mあります。この落差、線路を見ているだけだと、結構な坂道だなという印象はありますが、高い低いという感覚で見ていないので、高低さのすごさを実感しませんが、ビルの高さで表現して「12階建てに相当する」と考えると、また違った感覚になります。
蹴上インクライン運転の仕組図

蹴上船溜は、このようになっています。写真中央奥部分を見ると、水がほとんどない状態ですが、船を通すときは、十分に水を満たして利用。下側の南禅寺船溜の写真は撮っていませんでしたので、またいつか撮りにいってきます。
蹴上船溜
Google Mapで上空からの写真を見るとこんな感じ。

戻ってきてから、蹴上インクラインについて検索をかけていると「琵琶湖疏水 特選クルーズ」という言葉が見つかり、見てみるとなんと蹴上船溜から琵琶湖側の大津乗船場というところまでの船でのクルーズをやっているではありませんか!

琵琶湖疏水通船 復活試行事業ということで、昨年の平成27年から日にち限定で試験的にクルーズをやり始めたようです。最近では、平成27年11月27日(日)にやってたんですね~。

コースの紹介地図を見ると、クルーズの半分ぐらいはトンネルの中になってしまうようですが、一度は体験してみたいですね。

蹴上インクライン蹴上インクライン台車

蹴上インクラインの下側に人が通れるレンガの小さなトンネルがあります。「ねじりまんぽ」と呼ばれているこのトンネル。初めて内側を見たのですが、見てみてびっくりしたのが、内側に半円状に積まれているレンガが地面に平行に積まれているのではなく、少しねじりが入っていること。このような積み方をすることで、上から圧力に対しての強度が増すようです。
蹴上インクラインのレンガのトンネル蹴上インクラインのレンガのトンネル蹴上インクラインのレンガのトンネル

ちなみに、「ねじりまんぽ」の「まんぽ」とは漢字にする「間歩」と書き、鉄道の下をくぐるトンネルのことだそうです。

他の参考サイト:京阪電車-湖都から京都へ~琵琶湖疏水(びわこそすい)~水の路
京都市上下水道局-琵琶湖疏水記念館のご紹介

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