山で見つけたでかい蜂の巣。暖かい季節になって山へ出かけるときは要注意。

蜂の巣

野鳥を撮りに行っているときに見つけたでかい蜂の巣。縦の長さは40cmぐらいはあるんじゃなかな。
壊れているし、冬の時期は蜂がいないからいいけど、4月後半ぐらいから蜂の活動が始まってくるから気をつけておかないとね。

スズメバチの基本的なことを見てみると。

  • 活動時期:4月後半~11月ぐらいまで
  • 特に危険な時期:7月~10月ぐらい
  • 女王蜂は冬眠し越冬するが、働き蜂は冬を越せずに全て死んでしまう
  • 臭いに敏感。整髪料や香水の成分に反応する可能性が高いので山などにいくときはつけない
  • 巣を守るため、警戒範囲(数メートル~10メートル程度)というものがあり、警戒範囲に入ってしまうとカチカチとアゴを鳴らして周囲を飛びまわり警告してくる。このような場合ゆっくりと静かにその場から立ち去る。
  • 山ではクヌギなどの樹液に集まりやすいので、注意。
  • 時速40kmで飛ぶことができる。
  • 攻撃してくる際、黒、赤、青といった濃い色が狙われやすい。
  • 1匹のスズメバチは何度でも攻撃対象を刺すことができる
  • 毒液を飛ばすこともあり、目に入ると失明することもある。また皮膚に触れると炎症を起こす。

時々、ニュースで学校行事などで山へ行ったときに蜂に遭遇し、走って逃げたけど刺されたなんてのがありますが、時速40km(11m/秒)で飛んでくるんだからとても逃げ切れません。
それに山道や階段状になっているところなんてを歩いていればとても走れる状況じゃなかったりしますから、おじゃべりをしていても、周囲から聞こえてくる音を常に意識しておかないと蜂の飛ぶ音に気付かず警戒範囲に入ってしまい刺されてしまうことになります。

それと、クヌギなどの樹液の臭いを覚えるのも大切。寒い時期は樹液が出ていてもその臭いってあまりわかりませんが、夏場などの暑い時期になってくると樹液の臭いってわかるようになってきます。カブトムシやクワガタ取りをするときは、この樹液に集まってきたりするのでありがたいのですが、スズメバチも寄ってくる場所にもなりますので、自分が歩くコースに樹液がでている木がある場合は注意しながら進む必要があります。

去年、実際に山へ行こうとしているとき蜂に刺されている団体に遭遇したことがあります。細い通り道のすぐ側に蜂の巣があったようで半分ぐらいが通過したときに何人かが刺され、半分が進めずに困っているという状態。通り道がそこにしかなく、私も蜂に対しての何の準備もそのときはしていませんでしたのであきらめて引き返しました。進めずに困っている半分の人がそのあとどうしたかはわかりません・・・

下の動画は、家にあるもみじの木にやってきたオオスズメバチです。

大きさは5cmぐらいです。リップクリームのフタからしたぐらいの大きさです。5m以上離れていてもかなりの羽音が聞こえてきますので、近くに飛んできたときの恐怖感はとんでもなく大きいです。
リップクリーム

キャンプや山へ出かけるときはこいつを持っていこう。蜂の存在に気付いたら戦わずに速やかにその場から立ち去るのが一番ですが、少しでも相手の戦力を落とすためにはスズメバチ用の殺虫剤と刺された場合のポイズンリムーバーです。

自分の住んでいる家にスズメバチの巣ができたら、住んでいる市町村によっては、無償で駆除をやってくれるところもあるようですので、確認をしてみることをお勧めします。

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