マダニに噛まれて人が死ぬ(ダニ媒介性脳炎)。山登りやキャンプなどする人多いから対策知っておかないとね。

Yahooニュースに、「北海道の男性がダニにかまれ死亡 登山者らに驚き広がる」という記事がありました。なんでもウイルスを持つマダニに噛まれ「ダニ媒介性脳炎」を発症し、死亡とのこと。

過去にもときどき、ダニに噛まれてなんてニュースを見た記憶がありましたが、改めて調べて見ると、今回の「ダニ媒介性脳炎」以外にも、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という怖い感染症もあるようです。

それぞれについて・・・
◆「ダニ媒介性脳炎」
厚生労働省-ダニ媒介脳炎に関するQ&Aでは、症状について以下のようにあります。

潜伏期間は、通常7~14日です。
中央ヨーロッパ型脳炎では、発熱、筋肉痛などのインフルエンザ様症状が出現し、2~4日間続きます。そのうちの約3分の1は、髄膜脳炎に進展し、痙攣(けいれん)、眩暈(めまい)、知覚異常などがみられます。
ロシア春夏脳炎では、高度の頭痛、発熱、悪心などの後、髄膜脳炎に進展します。発症した場合の致死率は、中央ヨーロッパ型脳炎では1~2%、ロシア春夏脳炎は20%といわれており、回復しても数割の方で神経学的後遺症がみられます。

◆「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
国立感染症研究所-重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とはのページには、症状について以下のようにあります。

SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。

まずは、かまれないように、山や草むらに入るときは素肌の露出をできるだけ避ける格好をするということが一番大切。
北海道新聞:<ニュース虫めがね>ダニ媒介性脳炎 感染を防ぐには?
NIID 国立感染症研究所-マダニ対策、今できること

対策をしていても、噛まれてしまったら、無理に引きはがしてはいけません。口に返しがついているので、無理やりとると、口が皮膚内に残ってしまいます。
マダニの口

取る道具を調べて見ると、フランスの獣医師の人が考えたマダニをクルクルまわして取るという器具がありました。動画を見るととてもわかりやすく説明されています。

人にもワンちゃん、ネコちゃんにもつかえますので、山やキャンプ、散歩で草むらに出かける人は購入しておいて損はないですね。

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