読書1冊目:子どもは「この場所」で襲われる(小宮信夫)

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今年の目標として、500冊以上の本を読むというのを決めて、現在複数の本を平行して読んでいるのですが、最初に読み終わった1冊。

仕事上、特定の分野で文章を書いたりすることが多いのですが、その分野のことをしるために資料となる本を複数読みます。今回はその1冊。

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photo credit: Macedonia Police Dodge Charger via photopin (license)

書かれているのは、子どもが犯罪に巻き込まれないために、よく「怪しい人には気をつけて・・・」と話しをするが、過去に起きた多くの事例では、犯人は怪しく疑われるような近づき方はしてこない。そのため、誰が怪しい人であるかを見分けるのは単純ではないといこと。

そして、犯罪が起きる場合には、犯罪がおきやすい場所があり、その場所的要因がそろったときに犯人はその行為を実行するというようなことが書かれています。

例えば、道を歩いているときに、歩行者と車道を分けるガードレールがあるのか、ないのか?事故ではなく、事件に巻き込まれないためにガードレールがあるほうがいいのはなぜか?
人目が付きにくい場所が、避けるべきというのは、昔からよく言われますが、人目が沢山あるなら安全なのか?人目が沢山あるから故の無関心など、なぜ注意すべきなのかということの事例が沢山あげられています。

本のタイトルとしては、「子どもが・・・」となっていますが、これは、大人であっても同じこと。

ことわざにある「君子危うきに近寄らず」をいかに実行できるか。この本は、その「危うき場所」がどこであるかを教えてくれます。

 

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